Q.イナビル吸入粉末剤は小児において何歳から投与可能ですか?

A.

イナビル吸入粉末剤は、対象の年齢制限はありません。

なお、小児等に関する注意として以下の3点があります1)
●本剤を適切に吸入投与できると判断された場合にのみ投与してください。
●幼児へ投与する場合には、患者の状態を十分に観察しながら投与してください。
●低出生体重児、新生児又は乳児に対する有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していません。

参考ですが、日本小児科学会のHPに公開されている『2020/2021 シーズンのインフルエンザ治療・予防指針』(2-3ページ)において、ラニナミビル(イナビル)には、下記の記載があります2)
・新生児・ 乳児(1歳未満)と幼児(1歳から4歳)
懸濁液は吸入可能、吸入粉末剤を吸入できない乳幼児に投与が可能というメリットはあるが、現状では乳幼児に対する十分なデータがないこと、また、エアロゾルを発生する危険性から、現時点では推奨しない。
・小児(5歳から9歳)
吸入が出来ると判断された場合に限る(感染対策に注意が必要)
・10歳以上
推奨(感染対策に注意が必要)
・呼吸器症状が強い・呼吸器疾患のある場合
要注意
・吸入薬(ラニナミビル)使用時はせき込みなどが想定される。吸入指導を行う際は、COVID-19の共感染等を考慮し適切な感染対策が必要である。

なお、小児において吸入できるか判断が難しい場合は、事前に吸入力を確認するための資材(吸入確認用)をご用意しています。ご活用ください。

引用文献:
1)イナビル吸入粉末剤 添付文書
2)日本小児科学会『2020/2021 シーズンのインフルエンザ治療・予防指針』

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