Q.リクシアナ投与中に消化器内視鏡を行う場合の休薬について教えてください。

A.

リクシアナの投与中に手術や侵襲的処置を行う場合は、リクシアナの投与後24時間以上経過した後に行うことが望ましいと考えられますが1)、消化器内視鏡を行う場合の休薬について明確な基準はありません。 休薬の必要性及び休薬期間について、消化器内視鏡の出血危険度や、患者さんの状態に配慮のうえ、最終的には医師のご判断で決定してください。

参考ですが、「2020年改訂版 不整脈薬物治療ガイドライン」2)には、心房細動患者における観血的手技施行時の抗凝固療法の推奨とエビデンスレベルについて、次のように記載されています。

●血中濃度がピークの時間帯を避けた出血低危険度までの消化器内視鏡時のDOAC継続
  〈推奨クラス:Ⅱa、エビデンスレベル:C〉

●出血高リスクの消化器内視鏡時の、処置当日の朝DOAC休薬と翌朝からの再開
  〈推奨クラス:Ⅱa、エビデンスレベル:C〉

標準的な観血的手技のケースについて、以下のように記載されています。

●心房細動患者の抗凝固療法における出血リスクからみた観血的手技の分類(抜粋)
  〈出血低リスク手技(原則として抗凝固薬の休薬不要)〉
  ・通常消化管内視鏡
  ・上部・下部消化管内視鏡
  ・カプセル内視鏡
  ・内視鏡的逆行性膵胆管造影

  〈出血中リスク手技(抗凝固薬の休薬を可能なら避ける)〉
  ・バルーン内視鏡
  ・膵管・胆管ステント留置
  ・内視鏡的乳頭バルーン拡張術
  ・内視鏡的粘膜生検

  〈出血高リスク手技(原則として抗凝固薬の休薬が必要)〉
  ・ポリペクトミー
  ・内視鏡下粘膜下層剥離術(ESD)
  ・超音波内視鏡下穿刺吸引法(EUS-FNA)

 ※出血低リスク手技に分類される観血的手技であっても、症例によっては出血リスクが高く休薬を要するケースが存在することに留意する。

引用文献:
1)リクシアナ 添付文書
2)日本循環器学会/日本不整脈心電学会合同ガイドライン 不整脈薬物治療ガイドライン(2020年改訂版). p57-58 https://www.j-circ.or.jp/old/guideline/pdf/JCS2020_Ono.pdf(2020年4月閲覧)

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