Q.ロキソニン錠・細粒と降圧剤の相互作用について教えてください。

A.

「チアジド系利尿薬」及び「降圧剤(ACE阻害剤アンジオテンシンⅡ受容体拮抗剤等)」は併用注意となっています。 1)

●チアジド(サイアザイド)系利尿薬
〇利尿・降圧作用を減弱するおそれがあります。
本剤の腎におけるプロスタグランジン生合成抑制作用により、水、ナトリウムの排泄を減少させるためと考えられています。

●降圧剤(ACE阻害剤アンジオテンシンⅡ受容体拮抗剤等)
〇降圧作用を減弱するおそれがあります。
本剤のプロスタグランジンの生合成抑制作用により、降圧作用を減弱させる可能性があります。
〇腎機能を悪化させるおそれがあります。
本剤のプロスタグランジンの生合成抑制作用により、腎血流量が低下するためと考えられています。

参考ですが、「高血圧治療ガイドライン2019」 2)には、以下のような記載があります。

●他疾患の治療薬と降圧薬の薬物相互作用では、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)による利尿薬、β遮断薬、ACE阻害薬、ARBの降圧効果減弱作用などの相互作用がある。
●ARBやACE阻害薬とNSAIDsあるいは利尿薬の併用は、特に高齢者で飲水不良や嘔吐・下痢、過度の発汗などによる脱水や塩分摂取制限があると、急性腎不全や過度な降圧をきたすことがある。

引用文献:
1)ロキソニン錠・細粒 添付文書
2)日本高血圧学会高血圧治療ガイドライン作成委員会編集:高血圧治療ガイドライン2019 2019:78, ライフサイエンス出版

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