Q.骨巨細胞腫(GCTB)の疫学、病態、治療について教えてください。

A.

骨巨細胞腫(giant cell tumor of bone:GCTB)は、若年~中高年の膝関節周囲に好発する良性骨腫瘍ですが、骨盤や脊椎など手術が困難な部位にも発生します。良性骨腫瘍ではありますが、局所浸潤性が強く、再発率が高く、また時に肺転移や悪性転化を来たす可能性があります。治療の基本は、徹底的な掻爬(そうは)*と種々の補助療法を組み合わせた手術療法ですが、関節を含めた広範切除や手術が困難な部位では動脈塞栓術など、腫瘍の発生部位や進展の程度などにより腫瘍の根治性と機能を考慮して治療方法を選択する必要があります。さらに、破骨細胞分化促進であるRANKLに対する抗体(デノスマブ)を用いた新たな薬物療法が試みられつつあります1)

*掻爬(そうは):骨の中にある骨巨細胞を取り除く手術

引用文献:
1)武内章彦他,2014;49(3):233-241

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